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Arctinurus / アークティヌルス

Arctinurus (アークティヌルス)は、世界中の三葉虫の中で最も産出量が少なく稀少な存在であるorder (目/もく)であるLichida (リカス目)に属し、このArctinurus (アークティヌルス)はその属の中でも特に稀少で奇抜な体を持つLichoidea (リカス超科)に分類されます。この科にはHoplolcihas (ホプロリカス)/Hoplolichoides (ホプロリコイデス)Metopolichas (メトポリカス)など、典型的な稀少な仲間がいます。

北米で最も有名なリカス目であり、今なお世界中の三葉虫コレクターから引っ張りだこな種類が、このArctinurus (アークティヌルス)です。稀少であることに加えて10cm前後というその大きさ、粒々で覆われた全身表面、三葉虫のイメージからかけ離れた円形に近い外観が、非常に高い人気を誇る理由のようです。

Arctinurus boltoni
(アークティヌルス ボルトニ)
【ARC-001】
シルル紀中期
Rochester Shale
Middleport, NY
詳細写真 USA
本体 : 11.3cm (直線測定) x幅8.5cm
SOLD 母岩 : 18cm x 13.5cm
価格 : ¥175,200 (税込¥189,216)
特記 : アメリカを代表する稀少かつ大型種であるアークティヌルスの非常に美しい標本です。
採掘者によれば、この標本は部位の欠けを補う必要がない完全体の状態で採掘された個体だそうです。もちろんどうしても採掘時に母岩割れが生じてしまうため、その部分は接着補修がされています。詳細につきましては最後の写真をご覧下さい(赤い線が母岩割れ接着位置、青色部分が主な補修位置となります)。実はこのように大きく稀少な種類の標本は、見た目が美しいものでも実際はいくつかに割れた母岩の接着、および部位の欠損や損傷を補う樹脂による補修が多くあります。実際、採掘者によれば、この今回の標本のようにわずかな補修のものは、本当になかなか採取できないそうで、大変貴重なものだとのことでした。しかし今回は比較的安めの価格にて確保できましたので、この品質にも関わらずこの価格帯で自信を持って提供させて頂きます。
Arctinurus boltoni
(アークティヌルス ボルトニ)
【ARC-002】
シルル紀中期
Rochester Shale
Middleport, NY
詳細写真 USA
本体 : 10cm (直線測定) x幅7.7cm
SOLD 母岩 : 16cm x 13.5cm
価格 : ¥116,190 (税込¥122,000)
特記 : 国内では驚くほど高額に取引されていますアークティヌルスの美しい標本です。
大きさが10cmと小さくない個体です。こちらは稀少種ならではの典型的な品質で、母岩割れに伴う接着補修、また写真で茶色になっている部分は外殻剥がれを補う塗装がされた部分です。しかしその補修度合いは全面積の1割程度に過ぎず、十分にナチュラルな状態を保っています。こちらもこの種類のこの大きさとしては極力価格を抑えてのご提供とさせて頂きます。