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Trilobites with Color Pattern/ カラーパターン三葉虫

アメリカ・ニューヨーク州のデボン紀の地層からは、三葉虫の表面にcolor pattern/カラーパターンと呼ばれる、焦げ茶色の斑点のような模様がついた標本が採取されることがあります。この模様は、生きていた時に身を隠すために使われたカモフラージュの痕跡だとも言われており、この斑点の大きさは複眼の一つ一つのレンズと同じ大きさであることから、捕食者を惑わすことが可能であったようです。

なお採掘者によれば、この興味深い模様を持った三葉虫が産出する場所は、非常に限られた地域の非常に狭い範囲の地層に限られるそうで、今後まとめての標本獲得は困難とのことです。

Eldredgeops(Phacops) rana
エルドレドゲオプス(ファコプス) ラナ
【EDR-003】
デボン紀中期
Hamilton Group
Erie County, New York
詳細写真 USA
本体 : 縦2.3cm(直線測定) x 幅1.5cm
SOLD 母岩 : 7cm x 4cm
価格 : ¥34,200 (税込¥37,620)
特記 : カラーパターンと呼ばれる斑点が見事に残る個体です。
母岩割れはありません。完体の十分な大きさの個体で保存状態も抜群ですが、胸部後部にかけて中央付近への圧縮変形があるためにこの価格です。しかし1,2枚目の写真のように横から見ている分には全くそれは分からず、そもそもカラーパターンを観察・考察するには個体の変形はあまり関係ないため、そういう意味ではかなりお買い得感のある標本です。頭をもたげた姿勢で定規で2.3cmですので小さい個体でなく、それゆえに観察もし易くなっています。母岩にはhorn coralの一部も付いています。
Eldredgeops(Phacops) rana
エルドレドゲオプス(ファコプス) ラナ
【EDR-002】
デボン紀中期
Wanakah member, Hamilton Group
Erie County, New York
詳細写真 USA
本体 : 縦3cm(直線測定) x 幅1.8cm
SOLD 母岩 : 7.5cm x 11.5cm
価格 : ¥84,000 (税込¥92,400)
特記 : 前回とは異なる産地からの、カラーパターンと呼ばれる斑点が確認できる個体です。
この種類の白系の個体としては大きく、そして真っ直ぐに伸びた完全体標本です。胸部のカラーパターンに加え、節の端が黒っぽくなっていることも、生きていた時の何かの痕跡と考えることが自然のようです。いずれにしても、この大きさでこの体勢、そしてカラーパターンと、この部類としてはトップクラスの標本に間違いありません。母岩には黄鉄鉱化したglass sponge/六放海綿も載っています。