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Bolaspidella / ボラスピデラ

Bolaspidella (ボラスピデラ)は、Ptychopariida (プティコパリア目)、Ptychopariina (プティコパリア亜目)、Ptychoparioidea (プティコパリア超科)、Menomoniidae (メノモニア科)に属します。この科はMenomonia (メノモニア)に代表されるように、分厚く見える横長の頭部に、15節以上ある胸部、小さな尾板が特徴です。

Bolaspidella (ボラスピデラ)は、Elrathia kingii (エルラシア キンギ)と共に母岩に載っていることが多いため、小さいながら比較的目にすることが多いカンブリア紀三葉虫の種類です。Elrathia kingii (エルラシア キンギ)と同じユタ州・Wheeler層からのB.housensis (B.ハウセンシス)、またその一段上のMarjum層からも同属と思われるものが産出します。同じくユタ州・ Pierson Cove層からのB.drumensis (B.ドラメンシス)も同様に小さな三葉虫ですが、全身が粒で覆われた上に、胸部中央に鋭い小さな棘が並ぶ大変興味深い姿です。同じユタ州からもさらにいくつかの種の記載があり、さらにカナダ・ブリティッシュコロンビア州のカナディアンロッキーからのカンブリア紀の地層からも産出します。

Bolaspidella housensis
(ボラスピデラ ハウセンシス)
【BSD-006】
カンブリア紀中期
Wheeler Formation
House Range, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦0.9cm x 幅0.7cm
SOLD 母岩 : 7cm x 5cm
価格 : ¥13,200 (税込¥14,520)
特記 : ボラスピデラの主要種、特徴的な棘がほぼ全て保存された完体標本です。
母岩割れはありません。ブラスターで丁寧に剖出されています。欠損しがちな尾板もしっかりと保存されています。サイズもボラスピデラとしては十分な大きさがあるものです。赤色の個体を生む産出層からの見事な完体個体です。
Bolaspidella drumensis
ボラスピデラ ドルメンシス
【BSD-005】
カンブリア紀中期
Pierson Cove Formation
Drum Mountains, Utah
詳細写真 USA
本体 : 最大個体 縦0.7cm
SOLD 母岩 : 8cm x 9cm
価格 : ¥21,200 (税込¥23,320)
特記 : こちらは別の地層からのボラスピデラの珍しい種類のマルチプレートです。
母岩割れはありません。どの個体も大きくはないですがブラスターで丁寧に剖出されており、特徴的な棘が観察できます。並んでいたりすることからある程度集まって棲んでいたことが分かる興味深いプレートになっています。
Bolaspidella housensis
(ボラスピデラ ハウセンシス)
【BSD-004】
カンブリア紀中期
Wheeler Formation
House Range, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦0.6cm x 幅0.6cm
SOLD 母岩 : 5cm x 7cm
価格 : ¥4,300 (税込¥4,730)
特記 : ボラスピデラの主要種、真っすぐと丸まった2体です。
母岩割れはありません。小さいながらブラスターで丁寧に剖出されていますが、残念ながら伸びている方は尾板が欠損しているためこの価格です。ただ特徴的な胸部中央の棘はしっかり丁寧に剖出されています。隣の防御姿勢なのか折りたたんだ体勢のものは、その棘が鋭く出ており、この体勢になった時に役立っていたことが良く分かります。小さいながらもなかなか興味深いプレートです。