トップページ > 販売リスト > ロシア産三葉虫 > Pseudoasaphinus (シュードアサフィヌス)

Pseudoasaphinus / シュードアサフィヌス

Pseudoasaphinus (シュードアサフィヌス)は、Asaphida (アサフス目)、Asaphoidea (アサフス超科)、Asaphidae (アサフス科)に属します。Asaphus (アサフス)と同じ科に属しているものの、それらと比べると、縦に長い体、大きな眼、波打った模様がある尾板など非常に頑強な姿が印象的です。2つの種類が存在し、全体が丸っぽい印象のP.gostilicyensis (P.ゴスティリキエンシス)、それより細長いイメージのP.tecticaudatus (P.テクティカウダトゥス)がそれにあたります。どちらも大型化の傾向のあり、10cm以上の個体も時々見つかります。

Pseudoasaphinus gostilicyensis
シュードアサフィヌス ゴスティリキエンシス
【PAG-011】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦8.8cm(直線測定) x 幅5.2cm
SOLD 母岩 : 15cm x 12cm
価格 : ¥71,200 (税込¥78,320)
特記 : 十分のサイズの個体、一体何年ぶりの入荷でしょうか、2025年の新作標本です。
やはり最近は採取できていなかったということで、採掘時に損傷した頭部を何とか補修して仕上げた感があり、その分はやはり完璧な個体に比べて値段が抑えられている印象はあります。ただ元々は最初から完体であり、胸部や尾板にはわずかな補修しかありません。地中での圧縮や扁平変形等もないまっすぐに伸びた標本です。良く出る方のP.tecticaudatusとの違いである全体的に丸い印象もはっきりしており、しかも明らかに平均サイズ以上の個体なため、ロシア三葉虫を中心にコレクションされている方などにはこれでも十分な標本ではないでしょうか。
Pseudoasaphinus tecticaudatus
シュードアサフィヌス テクティカウダトゥス
【PAG-010】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦10.3cm(直線測定) x 幅5.6cm
母岩 : 16.5cm x 12cm
価格 : ¥74,300 (税込¥81,730)
特記 : 縦長の頑強そうなタイプの方の標本、10cmを超える大きめの個体です。
尾板斜めに母岩割れ接着があります。また頭部中央前方、胸部中央右よりにも少し樹脂による補修補填があります。全体的に見た目が少し悪い感じがしますが、これはこの産出層の鉱物むらに起因するところが多く、母岩に緑色っぽい粒子を含むことでもそれが分かるかと思います。本体部分にもそれが少し出ており、最外殻表面が少し擦れたことによりそれが現れたことによるものがほとんどです。あとはこの種類特有の表面の強い模様が目立っているためで、特に尾板などではそれが特に感じられます。もっとも何せ10cmを超えるサイズの個体ですので、この産地からのこのサイズのものとしてはごく一般的な品質であり、特段気にするものではありませんのでどうかご安心下さい。ロシア・オルドビス紀のアサフスの仲間としては目立って大型のこの種類を実物で是非堪能して頂ければと思います。