Jenisseiphyton / ジェニッセイフィトン
Jenisseiphyton (ジェニッセイフィトン)は、茎の先端部の成長点や胞子嚢、丸まった姿など、いくつかの種類の特徴を同時に持ち合わせており、ロシア連邦・クラスノヤルスク地域のシベリア東部からのみ産出する興味深い最初期陸上植物です。従って、初期陸上植物の主要分類群の一つで絶滅したシダ植物であるZosterophyllum (ゾステロフィルム)などのZosterophyllopsida/Zosterophylls (ゾステロフィルム類)、現生のヒカゲノカズラ類を含むLycopodiophyta/Lycophyta/Lycopods (ヒカゲノカズラ植物門/小葉植物門)、果ては現生シダ植物全般に渡る植物群の祖先の一つの可能性が挙げられています。