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Jenisseiphyton / ジェニッセイフィトン

Jenisseiphyton (ジェニッセイフィトン)は、茎の先端部の成長点や胞子嚢、丸まった姿など、いくつかの種類の特徴を同時に持ち合わせており、ロシア連邦・クラスノヤルスク地域のシベリア東部からのみ産出する興味深い最初期陸上植物です。従って、初期陸上植物の主要分類群の一つで絶滅したシダ植物であるZosterophyllum (ゾステロフィルム)などのZosterophyllopsida/Zosterophylls (ゾステロフィルム類)、現生のヒカゲノカズラ類を含むLycopodiophyta/Lycophyta/Lycopods (ヒカゲノカズラ植物門/小葉植物門)、果ては現生シダ植物全般に渡る植物群の祖先の一つの可能性が挙げられています。

Jenisseiphyton rudnevae
ジェニッセイフィトン ルドネヴァエ
【JPY-001】
デボン紀前期
Eamsian Stage
Eastern Siberia
詳細写真 Russia (ロシア)
本体 : 縦24cm (直線測定) x 茎幅1cm
SOLD 母岩 : 28cm x 18cm
価格 : ¥112,000 (税込¥120,960)
特記 : 茎の根元付近から先端部まで20cm以上に渡って完全な1本が保存された、稀に見る保存状態の美しい標本です。
1cmほどあるその太い茎から出るシダの若い芽のようなこの種の特徴も、茎全体に渡って丁寧に剖出されています。この地域からしか記載がない珍しい属であり、教科書に載るような丸一体が美しく保存された決定版になり得る見事な標本です。