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Estaingia/Hsuaspis (エスタインギア/スアスピス)

豪・南オーストラリア州にあるカンガルー島は、バージェス頁岩動物群と同様の化石が多数産出することでも有名です。このカンブリア紀前期の地層であるEmu Bay Shale/エミュ湾頁岩からは、アノマノカリスやTuzoia/Isoxys、Ecdysozoa/脱皮動物の仲間など、これらを代表する化石に加え、特に澄江動物群と近い生物の他、この地からしか見つからないものも含まれます。同時に、この地層はカンブリア紀前期の三葉虫の世界的産地であり、Redlichia takooensis、Balcoracania dailyi、Estaingia (Hsuaspis) bilobata、Holyoakia simpsoniがここから産出する種類です。

Estaingia/Hsuaspis (エスタインギア/スアスピス)は、Ptychopariida (プティコパリア目)の中のPtychopariina (プティコパリア亜目)、Ellipsocephaloidea (エリプソセファルス超科)、Estaingiidae (エスタインギア科)に属します。この超科の種類は最も初期の三葉虫の一つであり、チェコ・ボヘミアのカンブリア紀の地層から群をなした状態で産出するEllipsocephalus (エリプソセファルス)に代表されるような非常に単純な体をしています。眼はほとんど目立たず、体は平坦、とても小さな尾板、たまに頬棘や肋棘を持つものがいるものの、装飾的な突起や棘はほぼありません。なおこの産地からのこの属名については、2000年頃までは市場でもHsuaspis (スアスピス)が一般的でしたが、現在はEstaingia (エスタインギア)が用いられています。

※ 豪カンガルー島での採掘は現在禁止されており、このページの標本はすべてそれ以前に合法的に採掘されたものです。

Estaingia (Hsuaspis) bilobata
エスタインギア(スアスピス) ビロバタ
【HSU-002】
カンブリア紀前期
Emu Bay Shale
Kangaroo Island
詳細写真 South Australia, Australia
本体 : 縦2.4cm x 幅1.6cm
母岩 : 7cm x 9cm
価格 : ¥11,200 (税込¥12,320)
特記 : 不完全ながら大きめの個体を中心に複数体に加え、裏にも2cmの個体が確認できるプレートです。
裏の個体はポジ(凸型)、表の大きな個体の右下の個体はネガ(凹型)です。裏の個体は後方を丸めているように見えます。ある程度群れで生息していたことが分かる、この産地からのこの種類の典型的な保存状態です。学術的にもカンブリア紀前期の地層として現在も注目を集める、既に採掘禁止となっている貴重な産地の化石標本です。
Estaingia (Hsuaspis) bilobata
エスタインギア(スアスピス) ビロバタ
【HSU-007】
カンブリア紀前期
Emu Bay Shale
Kangaroo Island
詳細写真 South Australia, Australia
本体 : 縦2.3cm x 幅1.3cm
SOLD 母岩 : 8.5cm x 7cm
価格 : ¥13,200 (税込¥14,520)
特記 : 平均〜大きめ位の個体の、尾板がはっきりと残された標本です。
全体の保存状態も良いものの、頭部と胸部の境界付近で圧縮を受けその部分がばらばらになっています。しかし体の後方は見事な保存状態な上、大きめの個体のためになかなか見ることができない小さな尾板がはっきりと観察できます。裏面中央の個体はネガ(凹型)です。他にも複数の個体の部位が確認できます。学術的にもカンブリア紀前期の地層として現在も注目を集める、既に採掘禁止となっている貴重な産地の化石標本です。
Estaingia (Hsuaspis) bilobata
エスタインギア(スアスピス) ビロバタ
【HSU-008】
カンブリア紀前期
Emu Bay Shale
Kangaroo Island
詳細写真 South Australia, Australia
本体 : 縦1.8cm x 幅1.2cm
SOLD 母岩 : 4.5cm x 3.5cm
価格 : ¥8,200 (税込¥8,856)
特記 : 平均〜少し小さめ個体の、体全体が残されている標本です。
頭部に他の個体が乗っており、また後方も少し不鮮明なのが残念です。しかし体全体が確認できる上、他の個体も確認できるこの産地のこの種類の典型的な標本です。学術的にもカンブリア紀前期の地層として現在も注目を集める、既に採掘禁止となっている貴重な産地の化石標本です。
Estaingia (Hsuaspis) bilobata
エスタインギア(スアスピス) ビロバタ
【HSU-006】
カンブリア紀前期
Emu Bay Shale
Kangaroo Island
詳細写真 South Australia, Australia
本体 : 縦1.1cm x 幅1cm
SOLD 母岩 : 11cm x 5.5cm
価格 : ¥9,800 (税込¥10,584)
特記 : 小さめの個体ながら、体の上半分が美しい保存の標本です。
左の頬棘はあるように見えます。体の後方は丸めているように見えます。頭部表面にはしわのような模様まで観察できる大変良い状態です。母岩には他にも複数の個体が観察できます。学術的にもカンブリア紀前期の地層として現在も注目を集める、既に採掘禁止となっている貴重な産地の化石標本です。
Estaingia (Hsuaspis) bilobata
エスタインギア(スアスピス) ビロバタ
【HSU-005】
カンブリア紀前期
Emu Bay Shale
Kangaroo Island
詳細写真 South Australia, Australia
本体 : 縦2.7cm x 幅1.8cm
SOLD 母岩 : 6.5cm x 6cm
価格 : ¥13,200 (税込¥14,256)
特記 : こちらも大型個体の、一体が保存された標本です。
この産地の典型的な保存のため残念ながら両頬棘は欠けていますが、節の数を数えると尾板もあるようです。ただ他の個体の部位が乗っているために後方中央付近が不鮮明になっているのが惜しいところです。断面も含め、母岩には他にも多くの個体のパーツが確認できます。学術的にもカンブリア紀前期の地層として現在も注目を集める、既に採掘禁止となっている貴重な産地の化石標本です。
Estaingia (Hsuaspis) bilobata
エスタインギア(スアスピス) ビロバタ
【HSU-004】
カンブリア紀前期
Emu Bay Shale
Kangaroo Island
詳細写真 South Australia, Australia
本体 : 縦2.4cm x 幅1.8cm
SOLD 母岩 : 11.5cm x 4.5cm
価格 : ¥9,800 (税込¥10,584)
特記 : こちらは大型個体の、見事な右頬棘が際立つ、体の上半分がきれいに保存された標本です。
この種類の完全な頬棘を観察するための標本として貴重です。学術的にもカンブリア紀前期の地層として現在も注目を集める、既に採掘禁止となっている貴重な産地の化石標本です。
Estaingia (Hsuaspis) bilobata
エスタインギア(スアスピス) ビロバタ
【HSU-003】
カンブリア紀前期
Emu Bay Shale
Kangaroo Island
詳細写真 South Australia, Australia
本体 : 縦2cm x 幅1.7cm
SOLD 母岩 : 10.5cm x 6cm
価格 : ¥8,200 (税込¥8,856)
特記 : こちらは体の上半分がきれいに保存された標本です。
左の頬棘が確認できます。体の後方は丸めているようにも見えます。母岩はバージェス頁岩を思わせるうっすらと銀色に光る表面です。断面にも他の個体が見えます。学術的にもカンブリア紀前期の地層として現在も注目を集める、既に採掘禁止となっている貴重な産地の化石標本です。
Estaingia (Hsuaspis) bilobata
エスタインギア(スアスピス) ビロバタ
【HSU-001】
カンブリア紀前期
Emu Bay Shale
Kangaroo Island
詳細写真 South Australia, Australia
本体 : 完体縦1.8cm x 幅1.2cm
SOLD 母岩 : 10cm x 11cm
価格 : ¥42,300 (税込¥45,684)
特記 : 一体のほぼ完璧な個体に加え、複数体が確認できる見事なプレートです。
中位から平均サイズのこの完全な個体は、節の数を数える限り尾板は保存されているようで、その一部が埋もれているのか右から中央にかけて少し削れたようです。頭部先の縁から三日月状の眼、両頬棘は見事で、胸部も欠けは一切なく、このほとんど完全という形で残っているのはこの産地では数十体に一体かという感じです。母岩には他にも様々な大きさの個体が観察でき、ある程度群れで生息していたことも分かります。完全採掘禁止となって久しく、市場で見ることもほぼなくなった貴重な完体標本を含むマルチプレートです。