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Pterygometopus /プテリゴメトプス、Estoniops /エストニオプス

Pterygometopus (プテリゴメトプス)およびEstoniops (エストニオプス)は、共にPhacopida (ファコプス目)の中の、Phacopina (ファコプス亜目)、Phacopoidea (ファコプス超科)、Pterygometopidae (プテリゴメトプス科)に属します。ロシア産オルドビス紀三葉虫のそのほとんどがAsaphida (アサフス目)であることを考えると、このPhacopida (ファコプス目)の種類は、この地ではどれも大変珍しい種類になります。もちろん、これらはPhacopida (ファコプス目)の最大の特徴である美しい複眼を持つ三葉虫です。

※ これらの種類は特に市場では混同が目立ち、実際同じような標本でも違う名前がついていることがしばしばあります。学術的においても、元々Pterygometopus (プテリゴメトプス)という名前で統一されていたものを近年見直す傾向にあり、Ingriops (イングリオプス)、Keilapyge (ケイラピゲ)、Calyptaulax (カリプタウラクス)などの名前が提唱されています。そのため、そのような異なる名前で市場に出て来ることもたまにありますが、実際のところ現地ではどれも同じような扱いがされています。なお、当店での標本の種名は、あくまで供給元からの情報によるものを採用しております。

Estoniops exilis
エストニオプス エクシリス
【EST-007】
オルドビス紀後期
Kukruse Level
Alekseevka Quarry
詳細写真 near Kingisepp, Russia
本体 : 縦2cm(直線測定) x 幅1.1cm
母岩 : 4cm x 4cm
価格 : ¥72,300 (税込¥78,084)
特記 : 2016年シーズンより本格的に採掘が行われるようになった、通常より数段上の新しい地層からの種類です。
母岩の表面剥離の接着が頭部左付近にあり、その影響で左胸部端の最初の3節に割れ接着補填がわずかにあります。頭部の色の違いは外殻剥がれではなく鉱物ムラとのことです。胸部中央で体節に若干ずれがあるものの、全体としては大変保存状態が良く、加えて頭部裏まで剖出されているために唇の観察もできます。またこの小さな体にも関わらず両眼複眼も非常に丁寧に剖出されており、写真で拡大しても一つ一つのレンズがはっきり見えるほどのトップクラスの剖出となっています。このKukruse層では完体の三葉虫自体が非常に稀少ですが、この属に関してはこれまでの層においても産出量が大変少ない部類であったため、価格面ではそれほど大きな差異はないようです。もっとも大きさはこれまでの層のものと比べて2/3〜半分程度であり、やはりこの層においては全般的に体が小さい傾向が強いようです。
Pterygometopus panderi
プテリゴメトプス パンデリ
【EST-006】
オルドビス紀中期
Asery Level
Lava River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦2cm(背周り3cm) x 幅1.3cm
SOLD 母岩 : 1cm x 3cm
価格 : ¥32,600 (税込¥35,208)
特記 : こちらは通常のちょうど半分の大きさの、美しい保存状態の標本です。
胸部と尾板の境目辺りに1mm以下のわずかな補填があるものの、あとはナチュラルな状態です。両複眼は完璧ではないものの大部分が残されており、この小さなサイズにも関わらず本当に良くクリーニングされてることが分かります。種名はPterygometopus/Estoniops panderi (プテリゴメトプス/エストニオプス パンデリ)とされていますが、明らかにそれよりも小さなサイズのため、別種の可能性もあるかもしれません。
Pterygometopus panderi
プテリゴメトプス パンデリ
【EST-005】
オルドビス紀中期
Asery Level
Lava River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 背周り6.5cm x 幅2.5cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥61,100 (税込¥65,988)
特記 : 防御姿勢により完全に丸まっている、大きめサイズ個体の、見事な保存状態の標本です。
補修技術も高いロシア三葉虫標本にしては大変珍しく、胸部中央の節の2箇所の欠けがそのままになっているため、完全にナチュラルな状態での標本です。しかし、市場に出回るこの種類の標本のそのほとんどは、複眼の保存度があまり良くないものが圧倒的に多く、この標本のように両眼の複眼はほぼ完全であるものは大変珍しく、なかなか手に入らない部類のものかと思います。もし完全に伸びていた場合のサイズは約5.5cmと推定されるため、この種類としては最大級であることもその貴重度を上げています。※この種類はEstoniops panderi (エストニオプス パンデリ)の名前で出回っている場合もあります。
Pterygometopus angulatus
プテリゴメトプス アングラトゥス
【EST-004】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Voybokalo Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦3.4cm(直線測定) x 幅1.7cm
SOLD 母岩 : 9cm x 5cm
価格 : ¥52,190 (税込¥54,800)
特記 : 稀少なロシア産ファコプス目の、真っすぐに伸びた標本です。
しかもこの標本は、頭部裏のhytostoma(唇)まで剖出されている、この種としては非常に稀な仕上がりのものです。ファコプス目の特徴の複眼は、右眼はそのほとんど、左眼も一部に残り、なかなか複眼の良いものがないロシア産ファコプス目の標本の中では、かなり状態の良いものです。何よりhypostoma(唇)の形状がアサフス目と大きく違うのは興味深いところです。