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Eccoptochile / エコプトチレ

Eccoptochile (エコプトチレ)は、Phacopida (ファコプス目)の中のCheirurina (ケイルルス亜目)、Cheiruridae (ケイルルス科)に属します。その姿からも容易に連想できます通り、ロシア産オルドビス紀三葉虫の代表的種であるParaceraurus (パラセラウルス)、同じくロシアや米NY州、英スコットランドなどからの稀少種Sphaerocoryphe (スフェロコリフェ)、カナダ・オンタリオ州やケベック州のオルドビス紀Trenton Group (トレントン群)からのCeraurus (セラウルス)やXylabion(キシラビオン)などが同じオルドビス紀からのこの科の三葉虫です。また他に米・イリノイ州やオハイオ州のシルル紀Niagaran Dolomite (ナイアガラ ドロマイト)からのCheirurus (ケイルルス)、モロッコ産デボン紀三葉虫で代表的なCrotalocephalus (クロタロセファルス)もこの科に属します。発達したglabellar furrow (頭鞍溝)を持つ大きなglabella (頭鞍)がある頭部には、微小の穴のような斑点を持つ種類が多く、目立ったgenal spine (頬棘)や胸部のpleural spine (肋棘)、そしてこの科であることがすぐに分かる特徴である尾板を持っており、全体が尖っているパーツで形成されている印象があります。

モロッコからのEccoptochile (エコプトチレ)は、各地のオルドビス紀の地層から産出します。しかし、尾板の形状など産地により細かい差異があり、実際には様々な種がいるものと考えられますが、まだまだ研究途上であり現在はその多くが未記載種扱いとなっています。

Eccoptochile sp.
エコプトチレの一種
【ECC-001】
オルドビス紀
Tazarine Area
詳細写真 Morocco
本体 : どの個体もおよそ縦6cm(直線測定) x 幅3.5cm
母岩 : 12.5cm x 11cm
価格 : ¥112,000 (税込¥120,960)
特記 : 完体3体を含む5体が重なり合って保存されている稀に見るマルチプレート、ハミー氏の工房からの標本です。
母岩割れ接着はあるものの、彼の工房からの標本ですのでそれ以外に手を加えた形跡はありません。これらの個体も他の産地のものと比べると尾板の様子が明らかに異なるため、他の産地のものとは別種のようです。しかし何と言っても、6cmほどもある個体が5体、そのうちの3体は頭部先から尾板まで見事に保存されています。この産地からは過去にも同様なマルチプレートが出ているようですので、この場所が死骸の集まりだったのか、それともこの種自体が群生していたのか定かではありませんが、このようなものが市場に出てくるのは大変稀であり、かつこの保存状態はかなり貴重なものかと思います。