Cybele / キベレ
Cybele (キベレ)は、Phacopida (ファコプス目)の中のCheirurina (ケイルルス亜目)の中のEncrinuridae (エンクリヌルス科)に属しますので、Asaphus (アサフス)などの多くのこの産地のオルドビス紀三葉虫がAsaphida (アサフス目)であることを考えますと、同じ亜目に属しますParaceraususなどと同様にやはり珍しい存在です。特にこの産地において、この科に属する種類は、非常に希少種のEncrinurus (エンクリヌルス)など数えるほどしかなく、Cybele (キベレ)はこの産地の代表的な希少種として人気があります。
出っ張った眼と特徴的な尾板が印象的なこのCybele (キベレ)ですが、このロシア・オルドビス紀の産地では、C.bellatula (C.ベラトゥラ)、C.panderi (C.パンデリ)、C.woehrmanni (ヴォエルマンニ)という種類がいます。ただ、商業的にはかつてbellatula (ベラトゥラ)とされていたものが、最近ではpanderi (パンデリ)として出ていることも多く、混乱も多いために特に注意が必要です。
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Cybele bellatula | |
| キベレ ベラトゥラ | ||
| 【CYB-011】 | ||
| オルドビス紀前期 | ||
| Volkhov Level | ||
| Putilovo Quarry | ||
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St.Petersburg region, Russia | |
| 本体 : | 縦2.6cm(直線測定) x 幅1.6cm | |
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母岩 : | 8.5cm x 8cm |
| 価格 : | ￥49,800 (税込￥54,780) | |
| 特記 : | 眼が短く小さなタイプのキベレです。 | |
| 平均の下限くらいのサイズでしょうか。母岩割れはありません。真っすぐに伸びた個体です。右前方端や頭部にわずかに補填はあるもののかなり限定的で、写真の通り間違いなくトップクラスの品質です。近年採掘頻度の減少により市場に出てくるこの種類もめっきりと少なくなりました。5cm以上が多いロシア三葉虫の中にあってこのサイズのもののため、採取時にダメージを受けやすく良質のものはなかなか手に入りません。ご希望の方はこの機会に是非と思います。 | ||
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Cybele panderi | |
| キベレ パンデリ | ||
| 【CYB-006】 | ||
| オルドビス紀中期 | ||
| Asery Level | ||
| Volkhov River | ||
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St.Petersburg region, Russia | |
| 本体 : | 幅4cm+ | |
| 母岩 : | 12cm x 6cm | |
| 価格 : | ￥181,000 (税込￥199,100) | |
| 特記 : | すべての棘を宙に浮かせた特殊クリーニング仕上げによる標本です。 | |
| この個体は非常に大きく、頭部の幅だけで4cm以上あり(本体は波打っている体勢ですが、定規で測定しても6cmはあります)、少なくとも当店がこれまでに扱った中でも最大の個体です。もちろんこのような仕上げに関わらず、本体は非常にナチュラルで補修も大変限定的ですので、そう簡単に出会えない標本に間違いありません。 | ||
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Cybele panderi | |
| キベレ パンデリ | ||
| 【CYB-003】 | ||
| オルドビス紀中期 | ||
| Asery Level | ||
| Vilpovitsy Quarry | ||
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St.Petersburg region, Russia | |
| 本体 : | 縦5.5cm(直線測定) x 幅3.5cm | |
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母岩 : | 10cm x 13cm |
| 価格 : | ￥93,333 (税込￥98,000) | |
| 特記 : | この種では非常に珍しく完全に伸びた個体です。 | |
| しかも、供給元によれば樹脂による補填もなく、稀に見る最高クラスの標本です。 | ||
