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Ceratarges / セラタルゲス ケラタルゲス

Ceratarges (セラタルゲス)は、Lichida (リカス目)、Lichoidea (リカス超科)、Lichakephalidae (リカケファルス科)に属します。但し、このリカス目の分類は学術的にまだまだ発展途上にて頻繁に分類が変わりますので、このCeratarges (セラタルゲス)も今後の分類が注目されます。このモロッコ産Ceratarges (セラタルゲス)にはいわゆる"type A"から"type C"などという呼び名がされているように、実際には何種類も種類があるようですが、どれも非常に長い派手な棘を持ち、その風貌から商業的にも大変人気の高い種類の一つです。特に、棘の上にさらに棘がついている"spine on spine"を持っているこの種類は、特に有名で人気があるようです。

Ceratarges sp.
セラタルゲスの一種
【CTR-004】
デボン紀中期
Mrakeb area
Atlas Mountain region
詳細写真 Morocco
本体 : 縦6.2cm (直線測定)
SOLD 母岩 : 11cm x 10cm
価格 : ¥121,000 (税込¥133,100)
特記 : ハミー氏の剖出による完品です。
前回のようには茶色くないですが、これも通常の黒いものとは異なる色をしているMrakeb周辺からのものです。ただ、産地表示は前回と異なるものの、地図上では同じようなモロッコの南端の地域であり、姿や棘の様子から見ると前回と非常に似ている種類のように見えます。若干前回のものより頑強な印象はあるかもしれません。いずれにせよハミー氏の剖出品ですので、置換鉱物の酸化やムラがあって剖出がラフになりがちな胸部の小さな棘など、現地の他の工房からの標本では確認できないような部位までしっかりと剖出されています。わずかに尾板がずれていますが見事な完体に間違いありません。もちろん彼からの標本ですので母岩接着以外の樹脂による補填や着色等が一切ないことも、他の現地工房品との大きな差異かと思います。
Ceratarges sp.
セラタルゲスの一種
【CTR-003】
デボン紀中期
Taouz area
Atlas Mountain region
詳細写真 Morocco
本体 : 縦5.2cm(直線測定) x 幅4.4cm
SOLD 母岩 : 11cm x 9.5cm
価格 : ¥123,000 (税込¥132,840)
特記 : セラタルゲスとしては珍しい産地からの、ハミー氏による剖出品です。
7-8年ほど前には市場にたまに出回っていたセラタルゲスですが、それらはOufaten周辺からの黒い姿をしたものでした。今回のものは全く違う産地からのものです。そのため母岩や置換鉱物の状態が異なり、鉄系のものが酸化した部分が所々に入っているため、写真のように大変見栄えは悪いですが、時に母岩よりもやわらかい部分もあるようなこの保存状態のものを、樹脂による補填を一切排除してここまで剖出できるのは世界最高職人ハミー氏ならではです。大きさも十分な、頭部後方中央から胸部中央に2本の棘が並ぶ珍しいタイプの、ハミー氏剖出による完品です。