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Celmus / セルムス

Celmus (セルムス)は、Proetidae (プロエトゥス目)の中のBathyuroidea (バティウルス超科)に属する三葉虫です。この超科に属する種類で主立ったものは、共にカナダ・オンタリオのオルドビス紀の三葉虫として有名な程度のBathyurus (バティウルス)、Raymondites (レイモンディテス)くらいでしょうか、しかしこれらはCelmus (セルムス)とは違う科に属します。実際にこの超科については分類が未確定のものも多いようです。

ロシア・オルドビス紀からのCelmus (セルムス)は、Celmus granulatusがF.Schmidtのリストに掲載されているのみ、またCelmus barrandeiという種類もあるようですが、現地供給元によれば現地では両者は特に区別されることないとのことです。大きくとも2cm程度の種類ですが、年間1体産出するかしないかというほどの大変な稀少種です。

Celmus granulatus
セルムス グラニュラトゥス
【CLM-002】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Lava River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦2.2cm(直線測定) x 幅1cm
SOLD 母岩 : 8cm x 6cm
価格 : ¥340,000 (税込¥367,200)
特記 : ロシア・オルドビス紀三葉虫の中でも最も産出量の少ない種類の一つ、見事な完全体標本です。
ギャラリーに掲載してあります標本以降、この5年の間に当店の入荷基準に相当する品質の個体は、アーチ状に中途半端に丸まった個体が2体と完全防御個体(共に価格は一段安くなります)、今回と同様の品質・状態ながら価格が1.5倍のものが1体(すぐに売約済みとのことでした)くらいで、そのほとんどは2012年の採掘シーズンにまとめて産出したようです。その中にあって今回の個体はまさにベストクラスのものであり、ほぼ真っ直ぐに伸びた体勢、かなりの拡大写真にも関わらずこの丁寧で驚くべく仕上がり、そしてもちろん元々完全体の個体となります。稀少の度合いから考えればまだまだ高値がついても良いような種類ですが、ロシア産三葉虫としては異例のこの小ささのために、この価格となっています。もちろん価格も当店ならではの世界的標準価格の最低ラインにて、ここに自信を持って提供させて頂きます。