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ブンデンバッハ産三葉虫

ブンデンバッハ化石はデボン紀前期 (約3億9000万年前)に当たるため、もちろん三葉虫も何種類か産出します。また、この産地の三葉虫化石には、稀に触角や脚など軟体部が保存された個体が産出するため、この産地の三葉虫化石は、生きていた時の三葉虫の生態を解明する手がかりにもなりました。

この産地からの三葉虫は、最も産出量の多いChotecops (コテコプス, チョテコプス)の他、Asteropyge (アステロピゲ)、Odontochile (オドントチレ)、Parahomalonotus (パラホマロノトゥス)、Rhenops (レノプス)がその種類です。これらはすべてデボン紀に最も繁栄したPhacopida (ファコプス目)の種類で、驚くべき精巧な複眼を持つことでも有名です。

Chotecops ferdinandi
コテコプス フェルディナンディ
【BBT-004】
デボン紀前期
Hunsrück Shale
Bundenbach
詳細写真 Germany
本体 : 縦7cm x 幅5.5cm
SOLD 母岩 : 13cm x 14cm
価格 : ¥26,400 (税込¥28,512)
特記 : 十分な大きさがある個体の、頭部先から尾板先まで体全体が観察できる状態の良い標本です。
ヨーロッパのスレート屋根の主要産地の特徴を備えた、薄く割れのない一枚岩に入っています。写真のように左側がつぶされ伸びていますが、体全体が真っ直ぐにきれいに残されているために、それほど難点とは感じない印象です。黄鉄鉱化しわずかに黄金に輝く表面は、拡大写真のように質感が残されており、またこのファコプス目の最大の特徴である美しい複眼も左眼に観察することができます。この産地の代表的な化石/三葉虫の良質な標本です。
Chotecops ferdinandi
コテコプス フェルディナンディ
【BBT-003】
デボン紀前期
Hunsrück Shale
Bundenbach
詳細写真 Germany
本体 : 一周7.5cm x 幅4cm
SOLD 母岩 : 5cm x 16cm
価格 : ¥17,800 (税込¥19,224)
特記 : こちらも大きめ個体の、防御姿勢をとって丸まっている標本です。
この種類はファコプス目に属しますので、この産地でも完全/一部が丸まった状態で保存されているものが大半です。それらは真っすぐに伸びたものに比べてクリーニング作業が容易でなく、そのほとんどの標本が体の一部を剖出されるに留まります。しかしこの標本は、市場ではほとんど目にすることができない、防御姿勢の体全体が剖出された見事な標本です。標本の表/頭部側から裏/尾板側にかけての部分も、写真のように欠けることなく繋がって剖出されています。幅が4cmほどありますので小さな個体ではありませんし、ほとんど完全に近く丸まっています。ファコプス目最大の特徴である複眼も両眼とも見事に保存されておりますので、この種の丸まった標本のベストなものをお望みの方には特にお薦め致します。