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Aulacopleura / アウラコプレウラ

Aulacopleura (アウラコプレウラ)は、Proetida (プロエトゥス目)の中のAulacopleuroidea (アウラコプレウラ超科)、Aulacopleuridae (アウラコプレウラ科)に属する三葉虫です。このAulacopleuridae (アウラコプレウラ科)の仲間といえば、モロッコ産の"devil horn (悪魔の角)"と呼ばれている棘が特徴的なCyphaspis (キファスピス)や、そのモロッコ・デボン紀からの三葉虫と同じようなものが産出することで有名な、米オクラホマ州Haragan Fm.(ハラガン層)からのCyphaspis carrolli (キファスピス キャロリ)やBois d'Arc Fm. (ボイドアーク層)のMaurotarion (マウロタリオン)、あるいはこのAulacopleura (アウラコプレウラ)と同じシルル紀の米インディアナ州Waldron Shale (ワルドロン頁岩)のMaurotarion (マウロタリオン)がなどが有名です。小さなかわいらしい眼と尖ったgenal spine (頬棘)、たくさんの節のある胸部に、小さな尾板が特徴です。

この産地であるチェコ・ボヘミア地方のシルル紀の地層は、この地域のカンブリア紀の地層と同様、今からもう150年以上前にJ.Barrandeという人によって三葉虫研究の先駆けとして、膨大で詳細な研究が行われたことでも有名です。しかしながら、この地域の三葉虫の産地はもう長い間の採掘により、良質の標本を産出する場所の多くが枯渇してしまっているそうで、現在ではたくさんの標本を新たに採取することは難しいそうです。

Aulacopleura konincki
アウラコプレウラ コニンキ
【AUL-001】
シルル紀
Wenlock
Lodenice
詳細写真 Czech Republic
本体 : 縦1.7cm (直線測定)
SOLD 母岩 : 6cm x 6cm
価格 : ¥9,333 (税込¥9,800)
欠けていることの多い小さな尾板や頬棘まで残る、美しい標本です。