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Atractopyge / アトラクトピゲ

Atractopyge (アトラクトピゲ)は、Phacopida (ファコプス目)の中のCheirurina (ケイルルス亜目)の中のEncrinuridae (エンクリヌルス科)に属します。Asaphida (アサフス目)に属するものが圧倒的に多いロシア産オルドビス紀三葉虫の中では珍しい存在です。この産地のこの科に属する種類は、Cybele (キベレ)、Encrinurus (エンクリヌルス)が挙げられ、どれも産出量の少ない稀少種になっています。

Atractopyge (アトラクトピゲ)は、元々Cybele (キベレ)の一種として分類されていた種類で、Cybele (キベレ)の特徴と共通する部分が多くあり、出っ張った眼や胸部後方のpleural spine (肋棘)、特徴的な尾板が印象的です。なお、かつて商業的にはこのAtractopyge (アトラクトピゲ)という名前の代わりに、Cybele (キベレ)の一種として市場に出ていたこともありました。

Atractopyge woerthi
アトラクトピゲ ウェルティ
【ATP-002】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 幅1.4cm
SOLD 母岩 : 5.5cm x 4cm
価格 : ¥88,000 (税込¥96,800)
特記 : 防御姿勢で丸まった姿の見事な保存状態の標本、2024-25年の新作標本です。
母岩割れはありません。変形等もありません。補修補填もほぼ分からないほどのわずかな量のみです。大きな種類ではありませんので、このサイズでもちょうど平均的なサイズです。アサフスやイレヌスなどが主体のロシア・オルドビス紀の三葉虫の中にあって、全く違う姿をした珍しいファコプスに属するこの種類の、間違いなくトップクラスの品質の標本です。