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Asaphus pachyophthalmus / アサフス パキョフィタルムス

Asaphus pachyophthalmus (アサフス パキョフィタルムス)は、市場では全く馴染みのない種類ですが、学術的にはF.Schmidt博士により1901年の段階で記載されている種です。Kunda層の上部より産出し、A.raniceps (A.ラニセプス)流れを組むようですが、それに比べて頭部は前方が狭まり、尾板も横に広がっています。産出場所の関係か採掘される機会が少なく、ほとんど数が出回っていない種類です。

Asaphus pachyophthalmus
アサフス パキョフィタルムス
【APC-001】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦8.1cm(直線測定) x 幅4.9cm
SOLD 母岩 : 12cm x 8cm
価格 : ¥32,100 (税込¥34,668)
特記 : この種名として当店に入荷されるのは今回が初めてです。
特に頭部への上からの圧縮により、上から見ると少し見栄えが悪くなっていますが、正面から見るとそれほど大きなものではないことが分かります。実際頭部にも細かいしわが残ります。補填はその眼付近、および胸部の真ん中3節の左や尾板右後方にも若干あります。供給元によれば同定に迷ったとのこと、産出層準からみてこの種類ではないかとのことでした。8cmと大型であり、しかし同様に大型化の傾向があるラニセプスと比べると明らかに違う姿であることは確かかと思います。この珍しい種類でこの大きさですが、若干見栄えが悪いためにこの価格での提供となります。