トップページ > 販売リスト > ロシア産三葉虫 > A.kowalewskii(コワレウスキイ)

Asaphus kowalewskii / アサフス コワレウスキイ (コワレスキー)

ロシア産オルドビス紀三葉虫の最も代表的な属であるAsaphus (アサフス)の中で、最も広く認知されている種類は、やはりこのAsaphus kowalewskii (アサフス コワレウスキイ)ではないでしょうか。このカタツムリか潜望鏡のような長い眼は、多くの堆積物がたまった海底から視界を確保するために発達したと考えられています。ロシア・オルドビス紀の地層からは、Asaphus (アサフス)だけでもたくさん種類が産出しますが、その種を年代の古い順に追っていきますと、ある系統のものはこのように眼の軸の長さがだんだん長く進化しているそうです。

※ Neoasaphus kowalewskii (ネオアサフス コワレウスキイ)という名前で市場に出ていることもありますが、学術的にもAsaphus kowalewskii (アサフス コワレウスキイ)と全く同等のものです。

Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-072】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦6.0cm(直線測定) x 幅4.1cm
SOLD 母岩 : 9.5cm x 8cm
価格 : ¥31,200 (税込¥34,320)
特記 : ちょうど平均クラスの個体、少し頭を下げた位の姿勢をしています。
母岩割れはありません。左頬および胸部左に樹脂による補填が少し分かりますが、あとはこの種通常の眼軸下程度で、全体としては補填は十分に少ないレベルです。地中での変形も胸部や尾部に少し感じる程度で全体としては十分に少なく、写真の通りにそれほど感じるものではないかと思います。このような平均サイズの個体はかわいらしさが優先しますし、この姿勢だと2枚目の写真のようになおさら元気に歩いているようにも感じられ、飾っておくにも最適かもしれません。
Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-073】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦7.8cm(直線測定) x 幅5.1cm
SOLD 母岩 : 11cm x 10.5cm
価格 : ¥48,600 (税込¥53,460)
特記 : 定規で測定して8cmに迫る大きな個体、真っすぐに伸びて変形もほぼない美しい標本です。
胸部中央横方向に母岩割れ接着があります。全体的に外殻割れがあるためそれぞれの箇所に少しずつ樹脂による補填はあります。ただ量的にはそれほど多い訳ではありません。しかしこの個体はこの種類では多い地中での変形がほぼないため、どの方向から見ても美しい姿を保っています。サイズも大きな個体ですので、是非実物でその美しさを感じて頂ければと思います。
Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-074】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦8.1cm(直線測定) x 幅5.3cm
SOLD 母岩 : 11cm x 8.5cm
価格 : ¥56,400 (税込¥62,040)
特記 : 8cmを超える大型個体、変形もわずかな真っすぐに伸びた見事な標本です。
尾板横および頭胸部の境に母岩割れ接着があります。ただ割れた時に損傷はほとんどなかったようで本体への影響はそれほどありません。あとは尾板右下と右頬および眼の下に少し補填があります。しかしこの個体は何と言っても定規で8cmを超えており、6cm台が平均のコワレウスキイとしてはかなりの大型個体であることでしょう。このサイズになってきますと体の体積が増えてくるために変形や損傷を受けることが多くなりますが、この標本はそれがこのサイズでは最小限に抑えられており、写真の通りにほとんど感じないレベルに保たれていることは驚きです。価格は当然相応にはなってきますが、探しても年単位で待つ必要があるレベルの標本であることに間違いありません。
Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-075】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦7.4cm(直線測定) x 幅4.5cm
SOLD 母岩 : 9.5cm x 7.5cm
価格 : ¥39,800 (税込¥43,780)
特記 : 平均より一回りは大きな個体、変形が最小限の真っすぐに伸びた標本です。
母岩割れはありません。樹脂による補填が5節目中央、あとは頭部の両頬と眼の下にわずか位で、コワレウスキイとしてはかなり少ない方です。それは写真を見ればあまり荒れていないことが分かります。頭部先や胸部端に細かいしわがたくさん確認できるのもその証拠ですね。間違いなく大きめ個体の状態の良い標本です。
Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-076】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦7.5cm(直線測定) x 幅4.5cm
SOLD 母岩 : 11cm x 7cm
価格 : ¥39,800 (税込¥43,780)
特記 : こちらも平均より一回りは大きな個体、補填が過去最高クラスに少ない標本です。
母岩割れはありません。しかも補填も尾板下端にわずかとあとは頭部先にあるかないかというレベルで、それ以外は一切ありません。コワレウスキイは変形も多いですが同時に破損も多いために樹脂による補填も多い種類ですが、この標本はおそらくこの種として過去最高レベルに補填が少なく、それは写真を見て他の標本と比べると明らかによく分かります。ただこの標本は補填の少なさを優先して入荷しましたので、逆に変形が少し多めですが、それでも写真のように置き方を工夫すればまだまだ許容範囲かと思います。