トップページ > 販売リスト > ロシア産三葉虫 > A.knyrkoi (ニルコイ)

Asaphus knyrkoi / アサフス ニルコイ

ロシア・オルドビス紀の三葉虫を代表する種Asaphus (アサフス)は、現在までに20種以上登録されていますが、そのほとんどは100年以上前に論文発表されたものです。このAsaphus knyrkoi (アサフス ニルコイ)という種類も、学術的には1901年に発表されている種類ですが、商業的にはここ5年ほどでようやく同定・使用されるようになった名称で、多くのAsaphus (アサフス)の中では最もなじみの薄い種類かもしれません。Asaphus expansus (アサフス エクスパンスス)と同じKunda Levelという地層から産出する、Asaphusの中では初期の部類に含まれる種類です。このA.knyrkoi (ニルコイ)は、同じ層から産出するA.expansus (エクスパンスス)などに比べると、産出量は圧倒的に少ないそうです。

Asaphus knyrkoi
アサフス ニルコイ
【AKN-003】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Putilovo Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦8.2cm(背周り8.7cm) x 幅4.2cm
SOLD 母岩 : 13cm x 9cm
価格 : ¥42,000 (税込¥46,200)
特記 : 15年以上採掘している供給元によれば、彼らが手にしたこの種のもので過去最大とのことです。
残念ながら地中での変形により左右が少し扁平であり、また母岩も右に傾いているためにそれがなおさら大きく感じられますが、展示に工夫をすれば随分と解消するように思います。価格が若干安くなっているのはそれによるものです。しかし、基本的になかなか産出しない種類のため、このような大型個体が採取できたことだけで大変貴重とのことです。補填は全体の1%程度の大変良好な保存状態のものであり、実際に表面にはしわのような細かい模様が胸部を中心に観察できます。この種でこのような微細模様が保存されているのも珍しいとのことです。
Asaphus knyrkoi
アサフス ニルコイ
【AKN-002】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Putilovo Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦7.5cm(直線測定) x 幅4.1cm
SOLD 母岩 : 12cm x 10cm
価格 : ¥42,000 (税込¥45,360)
特記 : この種としては最大クラスの個体の真っ直ぐに伸びた標本です。
なかなか産出しない種類のため、樹脂による補填が全体の5-6%で、主に左眼付近と頭部中央、尾板右端、またその他に胸部端などにも若干あるようです。しかし、拡大写真の通りに保存状態は良好であり、表面のしわのような細かい模様も胸部を中心に保存されています。供給元によれば、この種でこのような微細な成長線と言われる微細模様が保存されていることは、なかなか稀だそうです。