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Struveaspis / ストゥルヴェアシプス, ストゥルベアスピス

Struveaspis (ストゥルヴェアシプス)は、Phacopida (ファコプス目)の中のPhacopina (ファコプス亜目)、Phacopoidea (ファコプス超科)、Phacopoidae (ファコプス科)に属し、Phacops (ファコプス)やReedops (リードプス)が同じ仲間です。ファコプス目は発達した複眼が最大の特徴でこのStruveaspis (ストゥルヴェアシプス)もその特徴を兼ね備えていますが、モロッコからの個体はその形状や個々のレンズの数がこの属の基準であるドイツのデボン紀 (Eifelian/アイフェリアン)からの個体と大きく異なり、またサイズ面からも2cm程度のものから6-7cmほどのものまで非常に幅広いため、今後新たな種としての記載が待たれています。

Struveaspis sp.
ストゥルヴェアシプスの一種
【SVS-005】
デボン紀前期
El Jorf area
Atlas Mountain region
詳細写真 Morocco
本体 : 縦3.8cm x 幅2.0cm
SOLD 母岩 : 5cm x 6.5cm
価格 : ¥44,100 (税込¥48,510)
特記 : ハミー氏剖出の標本です。
いくつかに割れた母岩割れ接着があります。もちろん彼からの標本ですので補填着色の類いは一切ありません。接着も上手にできています。Jorf産のストゥルヴェアシプスには複眼の種類や大きさでいくつものバージョンがありますが、これは4cm近くもある大きなものです。ここからのもので透明に近い大理石のようなものに置換されているものは、母岩の方が三葉虫本体よりも硬いのか、市場に出回るものは状態が非常に悪いものが多い中、この標本は本当にきれいな状態で仕上がっています。