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Nileus / ニレウス (スウェーデン産)

Nileus (ニレウス)は、Cyclopygoidea (キクロピゲ超科)のNileidae (ニレウス科)に属しています。ダンゴムシのような風貌に大きな目を持つその可愛らしい姿が人気の種類です。

エストニアから北欧にまたがるこのBaltoscandia (バルトスカンディア)地域は、オルドビス紀初期から中期に渡って広く浅い内海が広がる環境で、三葉虫など多くの無脊椎動物の化石を産出することで知られています。白い母岩にキャラメル色が美しいロシア三葉虫を生むオルドビス紀の地層とは時代も地域も似通っており、色や大きさこそ違いがあるものの基本的に同じような化石を産出します。

スウェーデン南部からはロシア三葉虫で有名なニレウスも産出します。ただ、この地域ではその代表的種類であるN.armadilloの他、さらにいくつもの種類が記載されており、ロシア三葉虫では見られない多様性があります。

Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-001】
オルドビス紀中期
Gullhögen Formation
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅2.2cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥32,800 (税込¥36,080)
特記 : ロシア産のものより若干大きいタイプの種類、完全防御姿勢で丸まっている個体で外殻も部位も欠けがない完品標本です。
わずかに左側に地中でのつぶれがあるため最高クラスの品質よりは一段下がりますが、しかしここまで完全なものはほとんど取れないため、非常に貴重な標本であることに間違いありません。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあります。いずれにせよこの産地のニレウスとしてはベストクラスの標本です。
Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-002】
オルドビス紀中期
Lanna Limestone
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅1.8cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥8,400 (税込¥9,240)
特記 : ロシア産とほぼ同じ大きさのタイプの種類の、完全防御姿勢で丸まっている個体です。
同じ場所の赤い地層の転石からの標本です。部位の欠けは尾板の後方右のみという、体全体が保存されている標本です。ただ外殻剥がれというか、この赤い地層の鉱物むらの凸凹のために全体が擦れている感じのためこの価格です。しかし全体の形ははっきりと見て取れ、また圧縮変形も最小限、両眼も保存は良好のため、この赤いニレウスの標本としては良品かと思います。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあり、貴重な標本であることに変わりはありません。
Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-003】
オルドビス紀中期
Gullhögen Formation
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅2.2cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥13,200 (税込¥14,520)
特記 : ロシア産のものより一回りも二回りも大きい種類の、岩を上っているかのような体勢での保存標本です。
左側にダメージがあり、左眼から左頬と尾板左を中心に欠損がありますが、外殻の状態も含め全体に渡ってかなり良好です。この大きな種類のニレウスはロシア産のもののイメージをお持ちの方にはおそらく驚きを持って迎えられるサイズで、一瞬アサフスか何かの小さめ個体なのではと感じるほどです。残念ながらこの個体は左側に地中での圧縮があるためこの2.2cmの幅しか出ていませんが、実際は幅3cm程度はある個体ですので、明らか大きなものであることがこの数字からも分かります。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあり、この大きなニレウスの種類の貴重な標本となっています。
Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-004】
オルドビス紀中期
Gullhögen Formation
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅1.9cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥7,200 (税込¥7,920)
特記 : ロシア産とほぼ同じ大きさのタイプの種類の、完全防御姿勢で丸まっている個体です。
尾板左と左頬にダメージがあり、また尾板に外殻剥がれもあります。ただ左眼は埋もれながらも全体が残っており、全体の姿も十分に見て取れる良好な保存状態です。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあり、全体がつかめる貴重な標本となっています。
Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-005】
オルドビス紀中期
Lanna Limestone
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅2.8cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥4,800 (税込¥5,280)
特記 : ロシア産のものより一回りも二回りも大きい種類の、防御姿勢で丸まっている個体です。
同じ場所の赤い地層の転石からの標本です。残念ながら尾板が欠損しているためこの価格です。外殻もこの赤い地層の鉱物むらなのか凸凹で欠損し擦れている部分が多くなっています。尾板が欠損しているのは残念ですが、実物はニレウスらしからぬかなりのインパクトがあり、この産地からこのような大きなニレウスが取れることが分かるという点で貴重な標本です。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあり、今後はさらに貴重な標本となりそうです。
Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-006】
オルドビス紀中期
Gullhögen Formation
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅2.3cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥4,200 (税込¥4,620)
特記 : ロシア産のものより若干大きいタイプの種類が、完全防御姿勢で丸まっている個体です。
全体のシルエットは保っているものの、残念ながら左眼後方から胸部にかけて大きく欠損しており、また頭部も外殻が欠損している部分が多くこの価格です。圧縮変形はほとんど感じません。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあり、この産地からの標本として貴重なものに変わりありません。
Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-007】
オルドビス紀中期
Gullhögen Formation
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅2.2cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥9,800 (税込¥10,780)
特記 : ロシア産のものより一回りも二回りも大きい種類の、岩を上っているかのような体勢での保存標本です。
左側に地中での圧縮およびダメージがあり、左眼から左胸部と尾板を中心に欠損があります。左頬は残っています。他にも所々は外殻欠けなどもありますが、全体としては十分に元幅3cmほどの大きなニレウスの特徴とインパクトを感じることができます。右側面を前に展示すればなお良さが引き立つように思います。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあり、この大きなニレウスの種類の貴重な標本となっています。
Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-008】
オルドビス紀中期
Gullhögen Formation
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅1.9cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥7,200 (税込¥7,920)
特記 : ロシア産とほぼ同じ大きさのタイプの種類の、ほぼ完全防御姿勢で丸まっている個体です。
部位の欠損はほぼなく体全体が保存されています。欠損しがちな胸部両端も確認できます。ただ外殻剥がれか、もしくは鉱物むらなのか凸凹な表面で擦れが多く、そのためにこの価格で止まっています。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあり、この産地からの体全体が保存された標本として今後さらに貴重になりそうです。
Nileus sp.
ニレウスの一種
【NLS-009】
オルドビス紀中期
Gullhögen Formation
Hällekis, Kinnekulle
詳細写真 Västergötland, Sweden
本体 : 幅2.9cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥12,300 (税込¥13,530)
特記 : ロシア産のものより一回りも二回りも大きい種類の、頭をもたげて随分丸まっている印象の標本です。
左頬および左眼の一部が欠損しています。また外殻剥がれも頭部に目立ち、尾板も少し多めです。ただ地中での圧縮変形はかなり少なめのため、この大きなニレウスの幅も実測で3cmほどありインパクトは大きいです。シルエットも良い感じです。残っている外殻も分厚く、眼も残っている部分では複眼が観察できます。現在転石のみ採取が許可されているものの既に転石自体がそれほど残ってないそうで、また今後産地保護により完全に採掘禁止になる可能性も十分にあり、この産地からの体全体が保存された大きなニレウスの標本として今後さらに貴重になりそうです。