レバノン産 嚢頭類
Thylacocephala (嚢頭類/のうとうるい)は、二枚貝のような甲羅に、モノをつかむことができる3本の前方付属肢をもっている節足動物の一つで、これまでにオルドビス紀から白亜紀の地層から化石が見つかっています。ただ、甲殻類に分類するかどうかや、どのように生活していたのかなど不明な点が多く、今後の研究が待たれます。
レバノンの白亜紀後期の地層からは、Dollocarididae (ドロカリス科)のParadollocaris (パラドロカリス)とThylacocaris (ティラコカリス)、Protozoeidae (プロトゾエイ科)のGlobulacaris (グロブラカリス)が産出します。